衛生管理者 資格試験ガイド
有害業務（関係法令）／高難度理解ポイント②【酸素欠乏症等防止規則】
この分野では、酸素濃度の問題の他に、「硫化水素」や「防毒マスク」に係わる問題が出ます。まず、防毒マスクについて、防毒マスクとは、吸気中に浮遊する有害なガスや蒸気を吸い取り、吸収缶の中で、吸収材を使って処理してしまう呼吸用保護具です。空気中の酸素とは直接関係しません。このことを理解していれば、防毒マスクが、なんら酸素欠乏状態とは関係ない保護具であることが、わかるはずです。次に、硫化水素について、これは少し複雑で、酸素欠乏状態には、第１種酸素欠乏と第２酸素欠乏の２種類あります。第１種は、純粋に酸素の濃度だけが問題です（１８％未満で酸欠）。しかし、第２種は、より厳しい状態で、酸素が不足なのに加え、有害な硫化水素が基準を超えて多い状態を指します（１０PPM超）。過去の問題はここを、１PPMとしたり、５０PPMとして、誤りの肢として出題してきます。また、よく出される論点としては、酸素欠乏危険場所の具体例が問われます。特に次の２つの場所が頻出ですので覚えてください。①海水が滞留している暗きょの内部、②し尿、腐泥、汚水その他腐敗しやすい物質を入れてある槽の内部です。特にこの２つは、第２種酸素欠乏ですので、しっかり暗記してください。
この分野では、酸素濃度の問題の他に、「硫化水素」や「防毒マスク」に係わる問題が出ます。まず、防毒マスクについて、防毒マスクとは、吸気中に浮遊する有害なガスや蒸気を吸い取り、吸収缶の中で、吸収材を使って処理してしまう呼吸用保護具です。空気中の酸素とは直接関係しません。このことを理解していれば、防毒マスクが、なんら酸素欠乏状態とは関係ない保護具であることが、わかるはずです。次に、硫化水素について、これは少し複雑で、酸素欠乏状態には、第１種酸素欠乏と第２酸素欠乏の２種類あります。第１種は、純粋に酸素の濃度だけが問題です（１８％未満で酸欠）。しかし、第２種は、より厳しい状態で、酸素が不足なのに加え、有害な硫化水素が基準を超えて多い状態を指します（１０PPM超）。過去の問題はここを、１PPMとしたり、５０PPMとして、誤りの肢として出題してきます。また、よく出される論点としては、酸素欠乏危険場所の具体例が問われます。特に次の２つの場所が頻出ですので覚えてください。①海水が滞留している暗きょの内部、②し尿、腐泥、汚水その他腐敗しやすい物質を入れてある槽の内部です。特にこの２つは、第２種酸素欠乏ですので、しっかり暗記してください。
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